エアコンを清潔に使い続けるために、「自分でできるエアコンの掃除方法って何?」という方に向けて、ご家庭でできるエアコン掃除のコツと注意点をまとめてみました。
このページの目次
エアコン掃除の際にあると便利なグッズ
エアコン掃除の際にあると便利なグッズを紹介します。エアコンをきれいにすると言っても、特別な道具が必要なわけではありません。ご家庭にあるものや100円ショップで購入できるものを使います。
フェイスシールド
ホコリが飛びますので、フェイスシールドがあると便利です。
雑巾類
エアコンの外側やパネルなどのホコリを取るために使用するのは、「ふわっとモップ」、「ミトングローブ」「マイクロファイバーぞうきん」です。
排水口ネット
フィルターのホコリで排水口が詰まらないようにするために、排水口ネットを使います。
ご家庭にある洗剤
フィルターの掃除にはご家庭でいつもご使用されている食器洗い洗剤などを使います。特にキッチンのあるリビングで使っているエアコンは気化した油がフィルターについていますので、食器洗い洗剤だと油汚れも落とすことができます。
ブラシ類
フィルターのホコリを洗うには、「網戸洗いブラシ」や「網戸用クリーナー」を使います。フィルターの網目に詰まった汚れも落とすことができます。
ドライヤー
洗ったあとのフィルターの水分を乾かすのに、天日干しでも大丈夫ですが、ドライヤーを使うと早く乾かすことができます。
エアコン掃除の手順
エアコン掃除の際は、エアコンの下やその周辺にホコリが飛び散りますので、家具やテレビなどがある場合は避けておきましょう。掃除の際はマスクをし、ホコリを吸い込まないようにします。小さなお子さんがいる家庭では、掃除中はなるべく子どもたちが近づかないようにしましょう。
電源プラグを抜く

エアコン掃除をする前に、まずは電源をオフにしましょう。コンセントを抜いておくとさらに安心です。
エアコン外側のホコリを掃除

まずはじめにモップでエアコン外側の汚れを掃除します。エアコンの上部もたくさんのホコリがあります。

モップが届かない場所はミトングローブを使うと細部のホコリまで取り除くことができます。
フィルター掃除

「お掃除機能付きエアコン」でもフィルターの清掃は必要です。
特にキッチンのあるリビングで使用しているエアコンは気化した油がフィルターについています。お掃除機能ではフィルターについた油を取り除くことはできませんので、フィルターの掃除が必要です。
詳しくは、「実はこんなに汚れている!お掃除機能付きエアコン」や「お掃除機能付きエアコンのお手入れは必要?」の記事を参照下さい。
周辺の掃除が終わったら、いよいよフィルターを外します。フィルターは薄く、柔らかいプラスチック樹脂でできていますので、ねじったり、ムリに取ろうとすると破損の原因となります。
また、勢いで中に溜っているホコリの塊が落ちてくることもあるので、丁寧に外します。 フィルターの取り外し方法がわからない方はメーカー別のフィルターの取り外し方法を解説した動画もありますので、そちらをご利用ください。
お掃除機能付きエアコンのメーカー別フィルターの取り外し方法
- シャープ製エアコンのフィルターの取り外し方法
- 三菱製エアコン(霧ヶ峰)のフィルターの取り外し方法
- 東芝製エアコンのフィルターの取り外し方法
- 三菱重工製エアコン(ビーバー)のフィルターの取り外し方法
- ダイキン製エアコンのフィルターの取り外し方法
- 富士通製エアコン(ノクリア)のフィルターの取り外し方法
- 日立製エアコンのフィルターの取り外し方法
- パナソニック製エアコンのフィルターの取り外し方法

取り外したフィルターには汚れがびっしりついています。 フィルターを外したエアコン内部も軽く掃除します。 開いた前面パネルの裏側も汚れていますので、そちらも掃除します。

開いた状態の前面パネルに片手を添えながら内側を清掃します。 さらにエアコン内部もなぞるようにミトングローブで汚れを取り除きます。
フィルターの水洗い
まずはホコリが排水口に詰まらないように排水口ネットをします。

フィルターを洗う際は、ホコリがついている面ではなく、裏側から水洗いします。 裏側からホコリを押し出すように洗います。 水洗いだけでもほこりはだいぶ落ちます。

フィルターに洗剤をつけて、スポンジで汚れを落とします。

スポンジで落としきれない汚れにはブラシを使います。

水で洗い流すと、フィルターが見違えるようにきれいになりました。
フィルターを乾かす

ドライヤーを使って、濡れているフィルターを乾かします。 ドライヤーをフィルターにあまり近づけすぎないように注意してください。
フィルターの取り付け

乾いたフィルターをエアコン本体に取り付けます。取り付けが終わりましたら前面パネルを締め、コンセントを差し込んでエアコン掃除は完了です。 ルーバーの裏側や内部はご家庭では洗うのは危険を伴いますので、おやめください。
ダストボックスの掃除
お掃除機能付きエアコンをお使いの場合、お掃除ロボットが掃除したフィルターのゴミを取り除いてあげる必要があります。

写真のように、ゴミを排出する場所が詰まってしまうと、お掃除機能が正常に動作しなくなります。
お掃除機能付きエアコンで、取り除いたホコリをダストボックスに入れるタイプのものがあります。もしダストボックス式の場合、ダストボックスの中身を定期的に確認し、溜まっていれば捨てましょう。
ダストボックスのメンテナンス頻度はメーカーや機種によって異なってきますので、取り扱い説明書をご確認ください。
リモコンなど周辺の掃除

エアコン室内機だけでなく、リモコンも結構汚れているものです。液晶表示部分やボタン部分は、特に汚れやすいので、ついでに掃除しましょう。乾いたタオルで拭き、どうしても取れない汚れは、綿棒に消毒用エタノールを少し含ませたもので、優しく拭きとりましょう。
本体の周辺の壁も、静電気や空気の流れでホコリで汚れやすい場所です。掃除機をかけたり、よく絞った布で拭いておきましょう。
掃除のあとのエアコン運転
清掃したフィルターとパネルはよく乾かしてから取り付け、電源を入れます。拭き掃除や水洗いをしたあとなので、エアコンを「送風」にして、20~30分運転させ、しっかり中を乾燥させましょう。
この時、中のファンに汚れが残っているのが見えたりしても、運転中は決して手や指を入れないでください!大きな怪我に繋がりますので、注意してください。
自分でするエアコン掃除の際に気を付けること
この記事を読まれた方は思ったより簡単にエアコン掃除ができると思われたのではないしょうか。フィルターの掃除など手軽にできる清掃をするだけでも、エアコンからの嫌な臭いを防げたり、節電にもつながったりしますので、ぜひお試しください。
最後に、掃除の際に気を付けることを3つお伝えします。
市販のエアコン洗浄スプレーを使用される場合
市販のエアコン洗浄スプレーをご使用される場合は、購入された洗浄スプレーの説明書の内容をよく読み十分理解した上でご使用して下さい。
エアコン室内機本体を持ち上げたり、重量がかからないよう注意
エアコン室内機本体を持ち上げたり重量をかけたりすると、本体が落下するおそれがありますので、決してそれらの行為は行わないようにして下さい。
水気はカビの原因
水気はカビの発生などを引き起こします。エアコン掃除の際に水や洗剤を使う方法を紹介しましたが、必ずしっかり乾燥させることを忘れないようにして下さい。内部に水気が残っているようであれば送風運転を行い、水気を取るようにしましょう。せっかくエアコン掃除をしたのに、それが原因でエアコンにカビが生えたとしたら、元も子もないですからね。
これらの掃除をしても、臭いや運転に気がかりなことがある時などは、ホームケアの範囲を超えますので、エアコンクリーニングの専門業者に相談することをお勧めします。
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