エアコンクリーニングってどこも一緒だと思っていませんか?実は、エアコンクリーニングにも種類があり、業者によっても違いがたくさんあります。エアコンが汚れてきた、エアコンから嫌な臭いがしてきた、そんな状況に遭遇したら、エアコンのお掃除を考える時です。今回は、エアコンの汚れが気になる方へ向けて、プロに頼むエアコンクリーニングの相場や違いについて解説したいと思います。
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エアコンクリーニングの頻度について
当社では、夏と冬にエアコンを使われているお客様には、エアコンクリーニングは1年に1度を推奨しております。ただ、使う頻度やエアコンの設置環境によっては、クリーニングの頻度は変わってきますので、一概にどのくらいのタイムングで依頼するのが良いとは言えないです。ご自身でこまめにエアコンのお掃除を行っている方はきれいな状態を何年も保っておられることもあります。逆にエアコンからのサインで決めておられるご家庭も多いです。エアコンからのにおいがひどいので頼んだという方や、クーラーの中をのぞいてみたら、カビのようなものがいっぱいついていて、慌ててクリーニングを依頼したという方が多くいらっしゃいます。
においの原因はカビです。おタバコを吸われるご家庭ならタバコのヤニも臭いの原因となります。そのまま使い続けると、不快なニオイの原因だけでなく、肺炎や気管支炎、ぜんそくなどの病気の原因になり得ます。内部にカビがたくさん生えてしまうと自分で洗うだけでは、カビを完全に除去することはできません。こうなってしまうとプロのエアコンクリーニングの出番となります。
プロのエアコンクリーニングの種類
エアコンクリーニングと言っても、洗浄方法等によって違いがあるのをご存知でしょうか?まずはエアコンクリーニングの種類について解説します。エアコンを付けたままの状態でお客様のお宅でクリーニングを行う「取り付けたままのエアコンクリーニング」と、エアコン室内機を取り外して、専用の工場で洗う「エアコン引き取り分解クリーニング」があります。
お客様宅でのエアコンクリーニング
エアコンクリーニングというとこちらの「取り付けたままのエアコンクリーニング」をイメージされる方が多いのではないでしょうか?実際テレビコマーシャル等でよく見かけるのはこちらですね。
汚れが飛び散らなように部屋の中を養生して、室内機を取り付けたままで掃除します。高圧の洗浄機等を使い、汚れを落とします。メリットは何と言っても、「作業時間が短い」ことです。取り付けたまま作業を行いますので、約2時間ほどで完了するので、エアコンが手放せない時期にさっと掃除をするには良いかもしれません。
※機種によっては4時間ほどかかる場合もあります。
デメリットは、「洗い残しがある」です。エアコンの裏側はもちろんのことシロッコファンやドレンパンなどの奥の方まで洗うことができません。また乾燥が不十分なまま組み立ててしまうと、内部に水分が残ってしまいカビなどの繁殖原因につながります。養生をしっかり作業を行うとはいえ、汚れが飛び散る可能性もあります。
業者さんによっては、フィルターやパネルなどをお客様宅のお風呂場やベランダを使って洗われるところもありますので、事前に確認したほうがよいです。
通常の洗浄と分解洗浄
つけたままのエアコンクリーニングの場合、通常のエアコン洗浄と分解して洗浄する方法があります。通常のエアコン洗浄の場合、内部の部品は取り付けたまま洗浄を行い、分解しての洗浄はシロッコファンや熱交換器などの内部の部品を一部取り外して、洗浄します。エアコン掃除を依頼する際、どこまで洗ってくれるのかを確認しておく必要があります。
エアコン引き取り分解クリーニング
エアコン引き取り分解クリーニングは、エアコン(室内機)を取り外して、工場に持って帰り、部品一点一点まで分解してから、洗浄・乾燥・組み立てを行い、再度お客様のお宅へ訪問し取り付けを行います。
メリットは、「部品単位で分解して洗うので、洗い残しがない」ことです。室内機を取り外して、完全に分解して洗うため洗い残しがありません。さらに、乾燥室で完全に乾ききってから組み立てるため、水分が内部に残ることもありません。つけたままでは満足できなかったお客様からも汚れが完全に落ちたと言われます。
また、お客様宅での作業はエアコンの取り外しと取り付けのみですので、「立会時間が短い」のもポイントです。
デメリットは、「作業日数」がかかることです。エアコンを取り外して、分解・洗浄をおこなってから再度取り付けとなりますので、作業日数がかかります。また、工場で洗うため、大規模な洗浄設備が必要です。そのため、サービスを提供できる業者も限られています。
エアコンクリーニングの料金相場は?
エアコンクリーニングの違いを知っていただいたところで、料金相場を紹介したいと思います。エアコン掃除を依頼する場合、お掃除機能がついているかついていないかで料金が大きく異なります。また、最新のお掃除機能付きエアコンは機種によっては構造が複雑なため、機種によっても料金が変わってくることもあります。あと、気にしなければならないのが、繁忙期か閑散期かでも料金が変わってくることがあります。
つけたままのエアコンクリーニング料金は、お掃除機能がついていないエアコンの場合、7000円〜15,000円くらいが相場です。お掃除機能がついているエアコンの場合は、10,000円〜20,000円くらいと幅広いです。エアコン引き取り分解クリーニング料金相場ですが、他に行っている業者が少ないため、参考までに当社のクリピカの料金をご紹介します。4.9kwまでのお掃除機能なしエアコンで20,000円、お掃除機能付きの場合、23,000円です。
つけたままクリーニング | クリピカ | ||
---|---|---|---|
エアコンの種類 | 通常洗浄 | 分解洗浄 | 完全分解洗浄 |
壁掛けエアコン (お掃除機能なし) |
7000円〜15,000円 | 20,000円〜35,000円 | 20,000円 |
お掃除機能付き 壁掛けエアコン |
10,000円〜20,000円 | 25,000円〜40,000円 | 23,000円 |
エアコンクリーニング業者に依頼する際の注意点
エアコンクリーニングを業者に依頼する際には、どのようなことに気をつけておくと良いかを紹介します。後でトラブルにならないためにも、事前にしっかり確認しておきたいですね。
エアコンの型番を伝える
クリーニングを依頼する際は「型番」を伝えましょう「◯◯製のエアコン」といっても、たくさん機種がありますので、型番を伝えると話がスムーズです。型番がわからない時は、室内機の下や横に貼られたシールに型番が記載されていますので、そちらをチェックしてみてください。型番を伝えると、業者さんで自動お掃除機能がついているかどうかもチェックできますし、対応可能かどうかも判断してもらえます。
自動お掃除機能付きエアコンの対応状況
自動お掃除機能がついているかいないかで料金が変わってくるのは、機器本体の構造の複雑さが原因です。お掃除機能付きエアコンは機器構造が複雑なので、分解にもお掃除するのにも手間がかかります。そのため、お掃除機能がついていない場合と比べて料金は割高になってしまいます。
エアコンクリーニング業者さんの中には、お掃除機能付きは洗えないというところもありますので、業者選定の際には対応しているかどうかも事前に確認しておきましょう。施工事例などから最新の機種への対応状況などを確認するのがおすすめです。
当社では、今日のクリピカで洗浄したエアコンの型番を公開しています。工場で洗浄するので、トレーニングを受けた専任スタッフがエアコンを分解しますので、全メーカーの壁掛けエアコンのクリーニングが可能です。
保証について
精密機器を水で洗浄する為、エアコンクリーニング後に故障したり、シーズンオフにクリーニングをしたが、いざシーズンになって使用した際に水漏れや効きが悪いなどトラブルが発生した場合の対応はどのようになるか。また、保証期間はどのぐらいあるのかも確認しておく必要があります。
エアコンの設置状況
事前にエアコンの設置状況を詳しく伝えておきましょう。エアコンの下に家具がある場合や、取り外したり、洗浄がしにくい場所に設置されている場合は、事前に伝えておいたほうが現地で料金面でのトラブルになりにくいです。作業当日は作業の邪魔になる家具などは移動させておくとよいでしょう。
エアコン引き取り分解クリーニングの場合、室内機を取り外して、再度取り付けを行う為、設置されている場所によっては取り外しと取り付け代金以外に、高所作業料や隠蔽工事料が発生する場合があります。設置状況によっては、洗浄できない場合があります。その際、キャンセル料金が発生するかどうかも確認しておきましょう。
繁忙期は避ける
クリーニングの需要が最も多くなるのが、「6~8月の夏期シーズン」と「12月の大掃除シーズン」です。利用者が多い夏や12月の繁忙期にクリーニングを依頼するのはおすすめできません。依頼が殺到するため、ご自身の希望する日(特に土日祝)にクリーニングしてもらうことが困難になります。また、料金も高くなっていることもあります。クリーニングを依頼するなら、繁忙期を避けて早めに依頼するのがおすすめです。早割キャンペーンなどで安くなっていることがあります。
駐車料金について
駐車料金についても事前に確認しておいたほうがよいです。自宅に車を置くスペースが無い場合、駐車料金を請求されることがあります。自宅の駐車スペースをしっかり伝え、もしコインパーキングなどに駐車する場合は、どちらの負担となるのかをはっきりしておいたほうが良いです。
エアコン掃除を自分でするのと、プロに頼む場合のメリットとデメリット
自分で行う場合のメリットとデメリット
自分で行う場合、時間とお金を節約できるメリットがあります。しかしながら、エアコンは精密部品が内蔵されており、それらの部品は水に弱く、誤って水を掛けると故障の原因になります。洗浄スプレーを使ったエアコン掃除の場合は、しっかり乾燥をさせないと内部に水分が残り、逆にカビを増やす結果になることも珍しくありません。弊社でも自分で洗浄スプレーで掃除を行って、逆に臭いがひどくなったというお客様からのご依頼も多く頂戴しております。
プロに頼らなくても良いように、日頃よりご自身で清掃可能なフィルターのお掃除などを徹底されるのが手間も時間もかからなくておすすめです。
プロに依頼することで得られるメリット
プロのエアコンクリーニングを行うと、以下のようなメリットがあります。
- エアコンの効きが良くなる
- カビがなくなる
- 電気代の節約につながる
- エアコンの寿命が伸びる
特にカビに関しては、体に悪影響をおよぼしますので、取り除いておくに越したことはありません。カビ胞子やハウスダストを吸い込むことで特に配慮してあげたいのが赤ちゃんです。落ちてくるアレルゲンの影響をダイレクトに受けてしまいます。エアコンクリーニングを行うことで、こういったカビの被害を抑えることができます。
電気代については、弊社のエアコン分解クリーニング「クリピカ」での実験したデータを元に紹介させていただくと月額528円、年間で6,336円のコスト削減効果が得られます。
今回の記事では、エアコン掃除について、その方法やメリットとデメリットを解説しました。
エアコンのにおいをなんとかしたいと思っていながらも、何から手をつけて良いのかわからないという方にとって少しでも参考になればうれしいです。
弊社ではエアコン分解クリーニングをやってよかったというお声をたくさんいただいております。
当社の「クリピカ」なら多少お時間はいただくものの、各パーツに分けて、1点1点を丁寧にキレイにするので、仕上がったエアコンはまるで購入時に戻ったかのようにピカピカになります。
もし、エアコンのことでお困りでしたら、我々プロにお気軽にご相談ください。