毎年、夏の夜の寝苦しさを何とか快適にできないものかといろいろ試してみる方も多いのではないでしょうか? そこで、今回は暑い夏の夜でも快眠できるエアコンの使用方法を紹介したいと思います。
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エアコンは「ドライ」と「冷房」、どちらが正解?
寝る時に冷房運転だと体を冷やし過ぎてしまい、ドライに設定しているという声を良く聞きます。実はドライだと設定温度より下がり過ぎて寒くなる可能性があるため、冷房運転が正解です。
ドライ機能については、以前紹介した「結局、冷房運転と除湿運転の電気代ってどっちがお得なの? 」に詳しく書いておりますが、一般的なエアコンのドライ機能は、「弱冷房」もしくは「再熱除湿」となっております。「弱冷房」の場合は、部屋の温度があまり下がらず、「再熱除湿」の場合は、部屋の空気を冷やして除湿し、さらに冷えた空気を暖めてから送風するので、部屋の温度は下がりますが、電気代が高くなってしまいます。そのため、エアコンは冷房運転をおすすめします。
冷房だと電気代がかかるのでは?
寝る前に部屋を冷やしすぎないために、弱運転でエアコンをつけると、部屋の温度が、設定温度まで下がるのに時間がかかり、電気代もかかります。「自動」または「強」で一気に部屋を冷やして、設定温度に達してしまえばエアコンの電気代はそんなにかかりません。エアコンはつけ始めが一番電力を使いますので、なるべくつけたり消したりしないようにしましょう。
エアコンの風の向きと風量は?
冷たい空気は下にたまりやすいため、エアコンの風の向きは上向きに設定すると部屋の空気が循環され過ごしやすくなります。そして、風量は「自動」か「強」に設定するほうが効果的です。「弱」だと部屋に風が循環せず、設定温度に達するまでに時間かかってしまいます。
タイマーの設定時間はどのくらい?
人間の睡眠は、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を約90分の周期で繰り返していると言われています。そのため、レム睡眠時にエアコンが切れ、暑さで目が覚めてしまうことがあります。エアコンを早く消したほうが体にも、電気代にも負担がかからないと考え、タイマーを1時間ほどにしている方も多いと思います。1時間だとノンレム睡眠に入る前に起きてしまう可能性が高いため、タイマーは3〜4時間程に設定しておくのがおすすめです。
まとめ
暑い夏の夜には、エアコンは「冷房運転」で風量は「自動」または「強」にして、タイマーは「3〜4時間程度」に設定しておくと快適に過ごせそうです。これで暑い夏も乗りきれそうですね!