室外機の据付スペースについて

今回の漫画は「室外機の据付スペースについて」ということで、室外機の周りに放熱の妨げになる物が置いてあると起こりうるトラブルついてご紹介します。
室外機の据付スペースについて

室外機に必要な据付スペースを確保しよう!

エアコンを取り付けする際は据付スペースが確保できるか確認が必要です。 メーカーが作成している工事店専用の「ルームエアコン据付説明書」には、室内機と室外機の据付スペースが記載されています。

据付スペースはエアコンが正常に能力を発揮するために必要であり、スペースが確保できない場合は能力の低下や機器に不具合が生じる可能性があります。

室外機は図のように据付スペースが必要になります。(メーカーによって異なります) 

特に効率の良い運転を行うためにも、室外機の正面と左側はなるべく解放しておくことをメーカーは推奨しています。

室外機は背面から空気を吸い込み、熱交換器を通って正面から空気を排出する特徴があります。夏場の冷房使用時は、室外機の正面から熱交換器内の圧縮機で高温・高圧となった冷媒ガスをファンで冷却しているため、暖かい空気が排出されますが、この時室外機の正面に塀や植木等の障害物があると放熱の妨げになり、熱い空気が室外機の周りに溜まってしまいます。

放熱した空気を再び室外機が吸い込むことを繰り返す状態をショートサイクル(ショートサーキット)と言い、室外機がショートサイクル(ショートサーキット)を起こすことによって冷媒ガスを冷却できず、能力の低下やオーバーヒートして正常に動かなくなったり、故障してしまう可能性があります。

ショートサイクル(ショートサーキット)を防ぐためにも、なるべく室外機の周りには物を置かないように注意して下さい。設置環境によっては室外機の正面に塀があり、スペースが確保できない場合はブロックや架台を利用して空間を確保する工夫が必要です。エアコンが正常に能力を発揮できるよう、室内機も室外機も据付スペースを確保しましょう。

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