エアコン工事・配管再利用の注意点①

エアコン移設時の配管再利用について

お引越し等でエアコンの移設を行う際、今まで使用していた配管を移設先で再利用することは可能ですが、配管が劣化している場合は交換をオススメしております。

配管は一度使用すると内部の銅管が硬化する性質があります。新品の時は柔らかく自在に曲げることが出来ますが、使用後の配管は曲げると折れるリスクが高くなり、特に移設を繰り返している場合は金属疲労を起こしている可能性があるため再利用には注意が必要です。
万が一折れている配管をそのまま使用すると、冷媒ガスの循環が悪くなり冷暖房の機能が低下してしまいます。最悪の場合は冷媒ガスが漏れてエアコンが正常に運転しない恐れがあります。
また配管は断熱や結露防止のため銅管に保温材が巻かれているため、内部の銅管がどのようになっているか外見では判断が難しく、保温材の劣化具合も含めて年数が経っている場合は担当作業員より交換の提案をさせていただくことがあります。